カテゴリ:校長あいさつ
令和7年度のスタートにあたって

カテゴリ:校長あいさつ 令和7年度のスタートにあたって

 新年度がスタートしました。
 本校におきましては、学校教育目標を
「たくましく、心豊かに」
~自他共栄のため考え、判断し、行動する~
と設定いたしました。

 昨年度、教員とともに「学校教育目標を実現した生徒の姿とは?」と考えていきました。
(1) すぐにあきらめたり手を抜いたりせず、ねばり強くチャレンジし続ける中学生。自分の役目を果たすことができる。
(2) 自分の意見を持ち、その意見に基づいた行動ができる。
集団の目標達成を優先し、自己を律することができる。
(3) 仲間と協調し、助け合いながら行動する。
他者に共感し、他者を励ます言葉をかけることができる。
他者とかかわりながら、人のために行動できる。
(4) 他者を理解するために、相手の意見を聞くことができる。
(5) 自らすすんで明るい挨拶ができる。
(6) 中学生として善悪の判断ができる。
(7) 疑問を持ち、好奇心を持って探究しようとする。(学習意欲が高い)
(8) 自分の能力や適性をとらえ、具体的な目標を設定し行動を起こすことができる。
自分の人生をよりよくするための判断・選択ができる。
地域や社会へ貢献することの大切さを知り、具体的な行動を起こせる。
 これらを分析した結果、
A【社会的に成熟した存在】
社会の中の自分を意識し、自分の属する集団を豊かにするために努力を惜しまない。人とかかわりながら、成長していく存在になろうとする。
B【自己を高め、行動する存在】
自己と向き合い、自分を伸ばしていくために努力を惜しまない。自らアクションを起こして、自己改革できる存在に成長する。
の二つの姿が浮かびあがってきました。

「人に合わせてばかりで自分の意見を述べることができない」「自分のことばかりで、他者と折り合いをつけることができない」どちらもバランスのとれた状態とは言えません。
 時にはジレンマを感じながらも、粘り強く考え、社会通念に照らして正しく判断し、その行動を勇気をもって貫ける資質・能力・態度を身につけることが大切だと考えております。
 その姿こそが、自分も他人も共に幸せに生きることができる『ウェル・ビーイング』につながると考え『自他共栄』というキーワードを設定するに至りました。

 このキーワードをもとに、学校運営協議会とともにあたたかな田浦の地域の皆様とともに「地域総がかりでの学校教育」を目指していきたいと思います。

 また、横須賀市フロンティア研究指定を受けている「学校図書館の利活用」については、いよいよ最終年度を迎えました。
 生徒の学習・生活環境の向上のため、学校図書館をどのように活用していくかをしっかりと考え、11月18日(火)の研究発表へ向けて取り組んでいきたいと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。

公開日:2024年05月09日 13:00:00
更新日:2025年05月03日 16:16:39